金融機関に融資を断られた時に絶対しておくべきこと
金融機関に融資を断られた時に絶対しておくべきこと
こんにちは。
金融機関に融資を申し込んだけれども、断られたという経験をしたことはありませんか?又は、融資を申し込んでも断られるのではないか、と不安な方も多いのではないでしょうか。
金融機関に融資を断られた際に、よく言われている理由が「総合的に勘案して、今回の融資は見送らせていただきます」というもの。この理由だけを聞いて、そのまま引き下がっていては、その後の資金調達に支障をきたします。
今回は、例え融資を断られたとしても、次の資金調達を確実に行うために銀行から融資を断られた時に絶対にしておくべきことについてお伝えしていきます。
①断られた理由は必ず具体的に聞く
融資を断られた時にまずすべきことは、「断られた理由を具体的に聞くこと」です。
断られた理由を聞いて、自分たちの何に問題があったかを把握しておかないと、その点を改善できません。
問題点を改善できなければ、何度申し込んでも断られます。逆に、問題点を改善出来たのであれば、前回申し込んだのが、たとえ3ヶ月前でも、再び申し込むことは可能になります。
②断られた理由を聞いてもまともに応えてくれないときの対処法
「断られた理由を聞いても、まともに答えてくれない」と、ほとんどの方は思っていると思いますが、金融機関には、融資を断った際に、理由を言わなければならないよう、金融庁から指導されているのです。
金融庁は金融機関に対して、「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」に基づいて、監督・指導をしています。その「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」の中に、
「②顧客の要望を謝絶し貸付契約に至らない場合これまでの取引関係や、顧客の知識、経験、財産の状況及び取引を行う目的に応じ、可能な範囲で、謝絶の理由等についても説明する態勢が整備されているか。」
という監督指針があるのです。
なので、断った具体的な理由を教えてもらえなかった場合には、
「「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針 には、「融資を断った際は、時間的余裕を持って、その理由を説明できる体制を構築しなさい」となっていますが、お答えいただけないのですか?」
と言ってみてください。
大抵の場合は、説明してくれると思います。それでも、説明がなければ、金融庁に対して問い合わせをしてみれば、最終的には説明してもらえるでしょう。
いざというときには、この「社長の右腕ブログ【資金編】」を金融機関にそのままお見せすることをお勧めします。
中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針
http://www.fsa.go.jp/common/law/guide/chusho/index.html
融資を断られた場合、断られた理由を聞くことで次の融資に活かすことができます。金融機関から「断られた理由」を聞くことが難しいと思われる場合は、金融機関について熟知している best place にご相談ください。
【一般社団法人融資コンサルタント協会】【 SP融資コンサルタント】澤井 誠