いざというときに知っておきたい銀行融資に頼らない資金調達方法③
いざというときに知っておきたい銀行融資に頼らない資金調達方法③
こんにちは。
前回と前々回の社長の右腕ブログ【資金編】では、銀行に頼らない資金調達方法として「データレンディング」と「契約者貸付制度」について紹介させていただきました。これらの資金調達手段は、基本的に「融資」です。
今回は融資ではなく、売掛金を使った「ファクタリング」という資金調達方法についてお伝え致します。
1.ファクタリングとは
企業が保有している売掛金をファクタリング会社へ売却し、運転資金を早期に調達することです。
早期に売掛金を売却し現金化することで経営上のキャッシュフローによる問題が素早く改善できます。
融資ではない資金調達手段なので、財務内容が悪化することがないというメリットがあります。
2.3社間ファクタリング
3社間ファクタリングとは、「商品・サービスを納入する企業」「ファクタリング会社」「売掛先」の3社間の契約に基づいて、売掛金債券の売却をし、資金調達を行うことを言います。これを利用することで、「売掛先企業」から「売掛債権を譲渡するぐらい資金繰りに困っている企業」と思われてしまうデメリットがあります。
3. 2社間ファクタリング
2社間ファクタリングとは、 「商品・サービスを納入する企業」「ファクタリング会社」との2社間の契約により、売掛債権を売却し、資金調達を行うことを言います。
2社間ファクタリングでは、「売掛先への通知はしないかわりに、クライアントから入金があった際、そのままファクタリング会社へ売却した売掛債権の金額を入金する。」という仕組みになっているため、売掛債権を売却した情報が「売掛先」に伝わることはありません。
4.クラウドファクタリング
この、2社間ファクタリングをオンライン上で行うのが、クラウドファクタリングです。
クラウドファクタリングとは、AIを活用した、WEB完結型の2社間ファクタリングサービスです。
AIを活用しているため、審査判断が速く、申込みから審査、入金まで、最短24時間で対応してくれます。
資金化のスピードが速いため、売掛債権が多く、資金繰りに悩んでいる企業が利用しやすい資金調達方法です。今のところ、積極的に、クラウドファクタリングサービスを提供している企業は、OLTA株式会社しか
見当たりませんが、今後は、このサービス、もっと普及してくるでしょう。
資金調達を考えた場合、急ぎなのか、時間をかけることができるのかによって、資金調達方法は変わってきます。時間をかけられるのであれば、金融機関からの融資を利用し、良い条件で借りることを考え、急ぎの場合は、最も最短時間での資金調達方法を考える必要があります。
資金調達に悩んだ場合は、資金調達全般について熟知している best place にご相談ください。
【一般社団法人融資コンサルタント協会】【 SP融資コンサルタント】澤井 誠